新作陶芸展搬出してきました
第36回新作陶芸展の最終日に、召集があり、搬出のお手伝いにいってきました。
東日本支部在籍の約15名ほどが、日本橋三越本店の会場に集まり、撤収。
この展覧会は、出品点数が300点を超えているので、結構大変といえば大変です。大変な理由はもうひとつ。このまま作者のもとへ、返すのではなくて、千葉の三越通販センターまで、まず運搬するのですが、そのための仮梱包なんですね。
千葉に着いたら、日通さんが改めて梱包し直して、作者のもとへ送り返します。
何故、そんな面倒なことを?と思うかもしれませんが、会場でひとつひとつを梱包している時間がないので、しかたがありません。
日本橋三越本店にひけをとらない、有名な池袋のデパートの関係者によると、「イベントの変わり目の日は約300人が、お店のなかで、徹夜で仕事をする」のだそうで、撤収を終えた我々が帰るころ、つぎのイベント用の大道具がたくさん搬入されてきましたが、あの人たちは朝までコースでしょうか?
私たちは、東京駅のいつもの中華料理屋に何とかたどり着き、(いま東京駅は改装中で、まるで迷路のよう)終電までコースで、いっちょあがり。
今回の新作陶芸展では、残念ながら1点、キズが入った作品が見つかり、ふちから中心に向かってヘアラインクラックが入っていました。写真を撮ったときには無かったもので、サメ割れか衝撃によるものかは、不明です。
いままでには、千葉の搬入場所に輸送するときに、キズになってしまうことはあっても、写真撮りをしてから、会場につくまでのあいだに、キズというのは無かったのだそうで、今後、同様のことがあったときのために、保障なども含めて、処理のしかたを決めておくようにしたい。とのことでした。
さて、工房にはいろいろなセールスの電話や訪問があります。宣伝をださなければ、来ないのでしょうが、お客様もこなくなるので、ある程度は仕方が無いと、おもっていますし、案外とよいこともある。ほんとうによい製品の場合は、助かるし、突然の電話から、教室で働いてくれる人が、見つかったりもします。
今回は、わたしが「陶工房」に載せていた「和紙染め」の記事をみた紙屋さんから。近いうちに工房にくるのだそうです。
「和紙染め」は、和紙の上から顔料を乗せて、反対側に染み込ませるわけですから、顔料が細かくないといけない。いまのところ弁柄、ゴス、酸化クロムの3種類しか、教室では紹介していません。陶試紅のピンクや黄色系の顔料が和紙染めできたら、お客様も喜んでくれるだろう。とおもって、テストはしても、粒子の関係か比重のためかうまくいかない。そこのところ相談してみて、よい紙があったらこのブログで報告します。
もうひとつは、「切り糸」のセールス。粘土をカットする糸は、釣り用のテグスや、細いワイヤーを使っていますが、売り込まれたのは「チタンとニッケルの合金で、いわゆる形状記憶合金」で、しかも「錆びない」のだそう。現物を触って見れば、たしかに完全に折り曲げてしまわなければ、へんなクセが付きにくい。
私のところで、何十本か買ってもしかたがないだろうから、知り合いの道具屋さんに電話して、「どうですか?」と聞いたら、「いままでずいぶん試してみたんだけど、見るだけなら」とのこと。
こちらのほうも工房に、3本。紛れ込ませて置いてあります。商品テストに協力中。錆びないはずのものが錆び、劣化しないはずのものがボロボロになっていくのが、陶芸工房というもので、はたしてどうかな?
値段のことは、いまのところ聞いてないけど、すばらしく使いごこちがよくて、適正な価格で、類似品が出なくて、世界中の陶芸家が、これを使うようになるかもしれないから、いまのうちに代理店契約でもしておこうかしら。
軽トラに乗っている陶芸家の窯がこわれて、修理を依頼したところ、ベンツに乗った窯屋さんが参上する。というのは、よくあることで、グイノミ作るより儲かりそうな気がする。
そのうち「切り糸御殿」に住むようになったりして。
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